こんにちは、東雲梓です。
今日は、「プログラミングが全然習得できないHSPのための学習のススメ。HSPの特性を知ろう!」
というテーマでお届けします。
これから、HSPがプログラミング習得をするためのコツと、HSPにとってプログラミングがどれだけ影響を与えるのかということについてお話してまいります。
お話を分かりやすくするために、自信のない、時給900円ポンコツフリーターだった私が、プログラミングを習得して、全く性格まで激変してしまった、取り返しのつかない影響を受けたエピソードについて、少しお話させてください。
時給900円接客業鬱フリーターが、IT業界に転職してプログラミング習得するまでに起きたこと
私は今でこそ、プログラミングをしたり、様々なITツールを使いこなすのが得意で、会社ではよく、パソコンでわからないことがあると、他の部署から呼ばれて対処したり、会社の様々なツールの導入や初期設定を難なくこなせるほどには精通していますが、昔はただの接客業アルバイトでした。
20歳を越えても時給900円のところで働くようなフリーターで、当然自信は皆無、良く落ち込み、よく〇にたくなり、鬱と転職を繰り返すような性格でした。
パソコンなんてWordにちょっと文章を打ち込んで、ちょっとインターネット検索ができるレベル。
じゃあ、なんでできるようになったのかというと、きっかけは、25歳の時の手術をきっかけに、立ち仕事ができるほどの体力がなくなってしまったことでした。
事務職に転職するしかない・・・。
そこで思い出したのが、小さい頃大好きだった「セーラームーン」のあみちゃんでした。
あみちゃんはとても頭がよく、様々な機械を使いこなしていました。
「あんな風になりたいな。よし、IT業界に行こう!プラネタリウムのVRとかも作ってみたいし!」
そんな理由でした。
因みに、プラネタリウムVRというのは、プラネタリウム制作会社の「KAGAYA STUDIO」の銀河鉄道の夜などに影響されてのことです。
しかし――
最初はなんと、Excelの使い方が全く分からず、
「この表のお客さんの人数を数えて」
と言われて、指でなぞりながら調べました(笑)
もちろん、数え間違いしました。
上司には「なんだ違うじゃないの」と言われ、上司が一瞬で顧客名を全選択し、一瞬で数えていたのを見て「おいおい、じゃあ最初から自分でやってくれよぉ!(怒)」と思ったのはいい思い出です。
そして、問題のプログラミングですが・・・念願の現場に入った時に、5歳も年下の女の子たちがVBAというExcelの開発言語を自在に操っているのを見てめちゃくちゃ憧れたのですが――
どうやっても習得できない。
本を読んでも意味が分からない。
解説をしてもらっても全くできる気がしない。
というくらい、理解が出来ませんでした。
そこで、私がやった事は、彼女たちが作成したコードを毎日毎日、インターネットで調べて日本語訳をすることでした。
ふつうは、人のコードを見ながら、全く同じように自分で手を動かして入力して動かして覚えるという「写経」と言われるスタイルが、プログラミング初心者の勉強法として「良い」とされています。
でも、私はその方法では理解できそうもなかったのです。
感覚的には、全く知らない国の言語をただ書き写しているだけに感じていました。
その方法を一年続けたある日、通勤中にふと
「私、コード書けるようになったかも」
と感じました。
そして実際に、その日から私は完全にコードを理解し、プログラミングができるようになったんです。
何故そんなことが起こったのか?
そして、なぜそんなに時間がかかったのか?
それは、学習曲線の問題と、そこにHSPの特性が加わったことによって起こっています。
HSPの特性とは?
実は、人は、物事を理解するのに、徐々に学習が進んでいくわけではありません。
下記の図のように学習は進んでいきます。(ChatGPTにつくってもらったので、メモリの数値は多分でたらめです)

この図を見てわかるように、最初は全然わからない期間があって、急に「わかった!」という時期が来るのです。
それがHSPの人は時間がかかるという話なのです。
HSPは、中枢神経系の感度が強く、あらゆる刺激を深く認知処理する特性を持つ人のこと。
つまり、人一倍「感受性」が強く、「深く考える」傾向があります。
HSP専門カウンセラーのみさきじゅり氏によると、「HSPは初めての仕事を覚えるのが苦手」だそうです。
その理由は、環境や人、時間の流れ、自分の状態など、多くの情報を深く細かく処理しているから。
私のプログラミング学習の習得過程で起きた、「全く覚えられない」という状況がこれに当てはまります。
HSPのあなたは、身に覚えがあるのではないでしょうか?
しかし、ほかの人よりも学習が遅くてデメリットだわーと思うことはありません。
なぜならば、一度理解してしまうと、精度高く習得できるというメリットも持っているからです。
しかし、一年間翻訳まがいのことをしなくては、プログラミングは習得できないのでしょうか?
いえいえ。
私の頃と違って、今はAIがあるじゃないですか。
HSPの最高の相棒
AIとHSPの相性はとても良いと感じています。
私のケースですが、なぜ習得が遅くなってしまったのかというと、意味が分からないと感じた時に、私が分かるまでわかりやすく解説する師匠がいなかったからです。
今はいるんですよね。ChatGPTとか、Geminiとか。
HSPはミラーニューロン(他者の行動を模倣する神経細胞)が発達しているので、他人の行動や教えを模倣して学ぶのが大得意です。
まずは、バイブコーディングをやっている人の動画でもちょっと見てみましょう。
それから、あなたが作りたいものをAIに指示して、「これってどういう意味?」というのを心行くまで聞いてみることです。
HSPは目的や仕組みを理解すると、習得がとても速いのです。
また、プログラミング学習を進めていくとHSPにとってさらに嬉しい効果があるかもしれません。
私がプログラミングをして何が一番変わったって、「落ち込みにくくなった」ことです。
HSPの方々は繊細で、映画やドラマ、自分のちょっとした発言でも傷がつく超豆腐ハートの持ち主であることが多いですが、プログラミングの仕組みを理解し、使いこなすうちにロジック思考になっていける確率が高いです。
特にAIと話すことで、AIの思考がだんだんわかってきて、自分もそれに合わせて脳が組み変わっていきます。
昔お友達と話しているうちに、相手のしゃべり方がうつってきた経験のあるHSPの方だと、顕著かもしれません。
落ち込みにくくなると、仕事がもっとできるようになって、自信が付いて、しかもプログラミング知識が付いているので、職場のヒーローになることも可能です。
人間とのかかわりも、得意なようでいて苦手だと感じる人が多いのもHSPの特徴ですから、文句を言わない、自分に対して何も思わないAIはまさに最高の相棒です。
HSPの特性を理解して、自分のデメリットを味方に変えていくことが出来るのです。
AIはちょっとな、、という方は、Progateもまた、HSPにあっていると思います。
ぜひプログラミングで人生を変えていきましょう!
それでは。